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日記より抜粋のコネタ



囚われの…ヒナタネタでやんす。
以下、腐った妄想の走り書きなので、生暖かい気持ちで見守って下さい。(微エロなのかな?)




 * * *


チクリ…と、首筋に鋭い痛みを感じた時には、もう遅かった。
ヒナタは、全身にかかる蜜蝋の粘着力に抵抗する事も出来ずに、意識を闇に沈めていった。




「……蜂の毒が効いているのか。この娘、よく眠っているねぇ」

新しく出来上がった蝋人形を眺めながら、雀蜂は、満足そうに背後の仲間たちへ呟いた。

「地蜂。あのガキどもが来るまで、まだ間があるし……暫くこの娘で遊ぼうかねぇ」

クスクスと笑う雀蜂の傍らには、意識の無いヒナタが蜜蝋で身体を壁に固定されていた。
投げ文でこちらが指定した時間まで、まだ間がある。
暇つぶしに、人質にしたくの一の少女を嬲るのも一興。

「どうやって遊ぼうか? 身体の自由を奪ったまま、意識だけ覚まさせようか? それとも……」

楽しげに目を細めた雀蜂は、薄い唇を開きチロリと赤い舌先を覗かせた。

「…フン。お前のソノ趣味は、まるでスケベオヤジのソレだな…」

一歩離れた場所から聞いていた地蜂は、呆れたように顔を顰めてこたえた。

「いいじゃないか…。青臭い下忍のガキよりも、乳臭いくの一の方が、苛めがいがあるんだもの。特にこの娘は、嗜虐心をそそる顔をしているしねぇ」

意地の悪い笑みを浮かべた雀蜂は、細い指先をついっと伸ばして、ぐったりと力ないヒナタの顎を捉えた。

「本当によく眠っている…これなら、何をされても気がつかないだろうね」

それでは、少々趣きにかける。
雀蜂は、気付けの粉薬を袂から取り出すと、ヒナタの鼻腔に近づけた。

「…んっ…」

程なくして薬が効いてきたのか、ピクリ…とヒナタの目蓋が動いた。

「……ここ、は?」

掠れた声でヒナタは呟いた。
頭が鉛のように重く、痺れた感覚が全身を覆っている。
通常の状態ではない明らかな違和感。
ボンヤリとした視界の中で、ヒナタの傍らに一つと少し離れた場所に影が二つ揺れた。
ヒナタは、自分が薄暗い室内にいるのがわかった。

「仲間が助けに来た時に、足手纏いでしかない己の身を、どんな表情で嘆くのか…さぞかし可愛い声で、啼いてくれそうだねぇ…」

ヒナタの耳元で、聞き慣れぬ女の声が囁いた。
悪意のある言葉に、鈍くまどろんでいたヒナタの意識にも、警戒心が戻る。

「!?」

ハッと身構えようとして、動かぬ己の身体にようやく気が付いた。

「どうして…」

ヒナタは、茫然として目を見開いた。

「逃げられないよ。お前の身体を拘束しているのは、私の蜜蝋。それも一族の秘薬を混ぜた特別製の蜜蝋さ。人ひとりを固めるくらいに強力だからねぇ」

面白がる声色が、律儀にヒナタの疑問へ答えた。
ふいに伸びてきた指が、ヒナタが抗う間もなく、クイッと口蓋を捕らえられる。

「クク…怖いかい? 怯えた眼をしているね」

冷たい光りを瞳に宿した女が、ヒナタの目前で妖しく微笑んでいた。
無理やり視線を合わせるように、ヒナタの眼を覗き込む。
ヒナタは、震えそうになる自身の心を叱咤して、キッと鋭い視線で睨み返した。

「おやおや…随分と骨のある娘だこと。震えているのに。可愛いじゃないか…ねぇ」

予想に反して、反抗的な態度を見せたヒナタを、雀蜂は楽しげに見つめた。

「囚われの身である自分の立場を考えない娘には、どんなお仕置きをしてあげようか…」

雀蜂は、ヒナタの身体を足下から胸元まで、舌舐めずりするように眺め回す。

「まずは、上から…というのが礼儀だろうかねぇ」

雀蜂は、クスクスと笑いながら印を組んだ。
強固だった蜜蝋が、水飴のようにドロリと融け落ちる。
上体のみあらわになったヒナタの胸元で、雀蜂が手早くクナイを走らせる。
瞬く間に、ヒナタの服が切り裂かれていった。

「イヤ! やめて!」

ヒナタの唇から、抗う悲鳴があがる。
必死に身を捩ろうと力を込めても、満足な動きなど出来るはずもなく、細切れにされた布の下から、艶めかしい白い肌が覗いた。

「下手に動くと、綺麗な肌にキズをつけてしまうよ」

手馴れた様子でクナイを操る雀蜂は、ヒナタを辱める行為と言葉を巧みに披露した。

「まだほんの小娘だというのに…どうだろうね。この発育の良さは…」





2005年08月27日(土)




すいぞくかん 水乃えんり 筆
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